近所にあるやってるのかやってないのかよくわからない喫茶店。
ずっと住んでる近所でもなんなのかよくわからない場所がある。
そういう喫茶店中に入った中年男性。
中は全体的に茶色で色褪せている。
木製のテーブル、カウンターテーブル。
思ったより広い、15畳くらいか。
電気はなくて薄暗い。
天井は高く、3階分くらいある。
天井には天窓がいくつかついている。
壁は天井に近づくにつれて手入れが行き届かないのかどんどん黒ずんでいる。
天窓もくすんで、すりガラスのよう。
壁に面したテーブルにおばさん(おばあさん)が座っていて事務処理のようなことをしている。
ここはもう閉じたよ、というようなことを言われたが、男性は知っていると言った。
天井を見上げていると、おばさんは「その窓はさっき閉じちゃったよ」と謝った。
壁には長い棒何本かが立てかけられていて、それらを繋げて天窓を開け閉めするのは大変だろうと思った。
しばらくすると壁にスクリーンが現れて何かが上映され、おばさんの半生が垣間見えた。
日本風の家。
僧侶兼先生と子供たち。多分。
先生からの言いつけで二階にあるものを取りに行く。
庭に面した廊下の一番端にある狭い階段から上に行ける。
二階はボロボロで、杉の戸とか壁なんだけどモロモロになっている。
一部屋あって、引き戸がある。
その引き戸の向こうには死体とか何か怖いものがあるんじゃないかと思って開けるのが怖い。
開けたら向こうも同じ部屋。もう一回開けても同じ部屋。
そこで気付いたのが、この部屋は壁も床も天井も戸も全て同じ素材でできていて見た目も区別できないということ。
ここでは上も下も右も左もないのではないかという気がしてきた。
そういうことを思った瞬間に壁から駒みたいなのが出てきた。
という夢。